2017年8月25・26日・9月3日 東北本線 黒磯駅
国内唯一の交直流地上切換え設備を有する黒磯駅が、今年末に駅構内の完全直流化に伴い、今まで当たり前だった光景が消える(用が無くなるので廃止される)。今回はその辺りを中心にまとめてみた。厳選した写真は30枚になりますので、記事はちょっと長くなります

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北関東地方の撮り鉄仲間達と一緒に翌朝から1日じゅう撮影をするために、前夜に黒磯入りしました。夕方まで勤務だったので流石に電車に揺られるのは堪えました(^_^;)。歳かな(笑)。
黒磯駅に到着したら、18きっぱー達が記念撮影して乗り換えていきました。ホームに1人になった私は、夜の撮影と行きたいところでしたが、適度に撮って駅を出ました。翌朝は5時スタートということもあり早めに駅近くの宿に入りました。この時期はまだ夜明けが早かったので良かったです。

さて、この交直流の地上切換え設備を有する黒磯駅で、完全直流化に伴い消えるもの、見られなくなるもの、用が無くなるもの、意味が無くなるもの、使わなくなるもの等を順不同で個人見解も交えながら書いて行きます。

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上りホーム5番線から撮影
出発信号機のすぐ下にある、現在の直上の電源方式を示すランプは不要になります。
写真のオレンジ水平2点灯は交流電源状態を指します。上りの金太郞貨物が到着した時はこれになっています。※黒磯以南は直流区間

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金太郞がパンタを下げて、電源切換えして直流になると、白の縦2点灯になります。
なので、完全直流化後は撤去するまでこの状態になるかもしれません。

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下り1番線から見た、1番2番の出発信号機
左の1番が直流状態、右の2番が交流状態で、間もなく金太郞貨物が出発します。
※黒磯以北は交流区間であるが、それは2017年10月13日までの言い方。同年10月14日以降は黒磯駅北側のデッドセクション以北が交流区間となる。

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次はデッドセクションとその標識である。もちろんであるが、完全直流化後は不要になる。標識は撤去かカバーで覆われるであろう。デッドセクションはなくなり、この写真の位置では直流通電になるだろう。
直流電車がこの直直セクション通過時に車内灯が消える風物詩もあと僅かである。知らない人は驚くだろう。

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上り線の駅北側のデッドセクション表示も、今よりさらに奥の橋を渡った先に移動です。
詳細な位置は不明ですが、今後はそこでパンタの上げ下げが行われるのかな?

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次に地上切換え設備
構内に3箇所ほどあります。これは上り線の旅客5番線とその外側線をカバー。

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金太郞貨物が到着する前と後に、電源切換え時の「ジジッ!」という通電音は過去のものとなります。

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当初はどこで発する音か知りませんでしたが、この1日撮影の中で仲間から教えて頂きました。電源切換え時の動きも見えます。
この設備の通電音の発生箇所って、知らない人は一生知らないでしょう。

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こちらは駅北東部にある、下り線の切り替え設備。旅客1~3番線と機回し線をカバーしているようだ。
こちらも金太郞貨物到着前後に通電音が聞こえますし、その動きも見えます。

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駅の南東部にも大きな設備があります。これは見たところ直直セクションをカバーしているようです。
詳細は分かりませんが、架線に目をやるとあちこちにケーブルが繋がっています。それらを追いかけるのも面白いですが、ホームから落ちないように(笑)。

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1箇所だけぽつんと離れた場所にある切換え設備。配線を見る限り、旅客4番線専用に思える。

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続いて用が無くなるものとして、通信設備。
地上切換え設備は人の声と手によって切り替えられている。

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下り1番線のマニュアルが貼られている。

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スピーカーなのに、これに向かって声を出している乗務員の後姿も見納めだ。

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上り線のEH500 交直流地上切換手順

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駅構内のどこかにある秘密の指令所?に交直流切換えを連絡。
発声練習風景にも見えます(笑)。
大きな声で、せーの、あ・え・い・う・え・お・あ・お

廃止後にすぐ撤去されるかどうかは分かりませんが、使えなくするでしょう。

次は・・・

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交直流機関車は上りなら片側パンタで黒磯駅に入線してきます。
後ろパンタバージョン

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なぜ前パンタバージョンもあるのか、今は置いておいて~

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到着後パンタを下げて、汽笛を鳴らして電源切換を指令所に伝えます。
どうやらホームが無いところでのスピーカー通信なしでの切換は、汽笛でも行っているのか、その辺りはよく分かりません。1・2・4・5番線ホームに停車する貨物列車でも汽笛鳴らします。それも時には豪快にピッピピッピ鳴らしています。アレは一体?(笑)ファンサービスかよ(^_^;)
どなたかご存知のかたはいらっしゃいますか?

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遅れが無ければ、左4088レ、右3050レ 15:35頃並びます。
到着したばかりの4088レの釜はパンタを下げて電源切換を待ちます。

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電源が切換わり、白の縦2点灯になります。下りも同様の光景・手順があります。

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よく分からないのは、上りの四季島はパンタを上げたまま黒磯駅に入線して、パンタの上げ下げ無しで出発しました。最新式の交直流電車の電源切換仕組みは分かりません。

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黒磯駅の完全直流化に伴い、交流電車の乗り入れはなくなります。
701系


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珍しい3番線に入線する(黒磯始発)205系と4番線で出発を待つ721系。
中央は機回し線路。今後、機回しなど見られなくなる割りには、構内の線路の整備が進んでいました。どういう事でしょう?

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5番線で出発を待つ721系と貨物列車。10月14日以降も残るのは貨物列車だけ。

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交流専用と交直流機関車の並び

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この頃すでに、531系とキハ110の試運転が始まっていました。異様な光景です。
写真はキハ110。4番線に721系が停車中。

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ダイヤ改正後、黒磯~新白河で高頻度で見られるようになる、架線下DC。全く風情がありません。
JR西日本の521系みたいな短編成電車が必要でがJR東日本は持たないですね。羽越本線ではどうしているんだか。

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ダイヤ改正後(黒磯駅構内完全直流化後)も変わらず見られるのは乗務員の交代模様。

噂では、片方のパンタの上げ下げ(2つとも下げることは無い)は停車中に行うという説もあるが。

貨物列車好きな方には、今まで通りというわけには行かないが楽しめると思う。

執筆:2017年10月9日・・・今日黒磯駅に行くと葬式鉄多いのかな?まさかね。私も行くと同類?(^_^;)

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ダイヤ改正で黒磯以南、新白河以北は殆ど変化はありませんが、新白河~黒磯はげきてきに変化します。その中でも新白河駅での同一ホーム乗換は面倒である。また、必ずしも接続する列車があるというわけでもなく。今まで貨物列車より早く黒磯駅に先回りは出来なくなります。その辺りは別記事で~。